令和4年12月18日(日曜日)
救護活動 大阪市立中央体育館(丸善インテックアリーナ)
本日JBJJF(日本ブラジリアン柔術連盟)の関西柔術選手権が開催されました。約300試合実施された為、長丁場になりました。
〜活動報告〜
・バッティング等による出血×9名
・手指、肘、肩、足首の関節技等による捻挫×8名
・上記捻挫のテーピング×3名
・アイシング×8名
・意識障害×7名(頚部を締められる事による一過性の意識消失)
・上腕二頭筋腱断裂×1名
〜救護活動を終えて〜
今回の1番大きな怪我は上腕二頭筋腱断裂です。上腕二頭筋とは腕の力こぶにあたる筋肉です。この筋肉は稀に断裂をします。若い方では急に重い荷物を持った時や、柔道等で肩付近に強い負荷がかかったときに起こります。肘付近より肩付近での断裂が多いです。また高齢者でも日常動作で起こる事があります。筋肉と腱は年齢と共に繊維化し硬くなります。筋肉の急な力強い収縮により腱が引っ張られ断裂してしまうのです。それは痛みと、力こぶの筋肉が肘の方に下がる事で診てとれます。若い方は縫合手術、高齢者は保存療法(手術無し)が多いです。今回の方は恐らく縫合手術になる旨を伝えて、出来るだけ直ぐ整形外科の受診を促しました。